ル・コルビュジエ
ル・コルビュジエの1920年代の住宅から晩年の建築デザインの変遷
私は、ル・コルビュジエの建築について詳しく勉強をした分けではないのですが、彼のデザインした形そのものが模倣されることからも現代の建築家に多大な影響を与えていることは確かです。建築設計をしている者なら少なくとも数冊の本は本棚にあると思います。インターナショナルデザインの立役者であり画家でもあったル・コルビュジエ、ピューリズムと言う静物画の時代は直線と曲線が織りなす幾何学の形をなし、やがてそれが人体へと対象が代わり自由曲線と作風が変わっていきます。
1920年代の住宅デザインは曲線が少し見られるがやはり幾何学曲線の範疇にあり、彼の建築をシンプルでエレガントに見せている。第二次大戦後になると曲線は自由曲線となり彼の建築は変貌を遂げ、ロンシャンの礼拝堂、未完のフィルミニ・ヴェールの教会のようなシンプルでキュートな形が表れてくる。
やはりル・コルビュジエの建築の変遷の中にもシンプルデザインに可愛らしさ、暖かみ、柔らかさと言う付加イメージをつけてキュートデザインへと代わってゆく部分が見て取れる。
Posted: 日 - 3月 28, 2004 at 10:45 午前