Mac OS10.7でWineを起動させる方法を色々試してみました。 


最初に使ったのがMikuInstaller、次にWineBottlerPlayOnMac
MacportsWineをインストール、HomebrewWineをインストール、osxwinebuilderWineをインストールと色々試してみました。 

まず私がmacでwindowsソフトを使いたい理由は、仕事でJw_cad書類に変換することがよくあるので、mac上でJw_cadが動くのは、とても扱いやすいからです。VirtualBoxでも良いのですが、共有フォルダ経由でJw_cad書類を扱うのは面倒です。
MacOS10.7で直接動作させるには、X Window System(XQuartz)でWineを動かし、そのWineにwindowsソフト(Jw_cad)をインストールしなければなりません。一番手っ取り早いのが、MikuInstaller です。Jw_cadのヘルプートピックの検索の中の画像が消えてしまいますが、Jw_cadは楽勝で動き、日本語変換もことえりが使えます。しかし、MikuInstallerに入っているWineのバージョンが古いので、動作するソフトは限られてしまいます。WineBottlerPlayOnMac もインストールしてみたのですが、日本語の部分に文字化けがおこりました。(後で気が付いたのですが、WineBottler、PlayOnMacをインストールした時点で、手書き風フォント・あくび印フォント がシステムに入っていて、それが文字化けの原因になっていました。)WineBottler、PlayOnMacには日本語変換のためのMacUIM を導入しなければなりません。MacUIMは、MacOS10.7上に導入されて、XQuartz上でも動きます。私の個人的意見としては、ことえり意外の日本語変換を導入する気にはなりません。そうなるとXQuartz上で動くkinput2+cannaを導入しなければなりません。UNIXの知識のないものに取っては、かなり敷居が高いです。簡単にkinput2+cannaをインストールするには、EasyPackage 又は、Macportsが必要になります。私の環境下では、EasyPackageでインストールしたkinput2+cannaを動かすことは出来ませんでした。
最後に到達したのは、Macports でWine、日本語変換kinput2+cannaをインストールしJw_cadを動かすことでした。ところが、なかなかMacportsで、ターミナルを使ってWineをインストールするのですが出来ません。
ここで私のMacOS10.7のシステム状況を書いてみます。
Mac mini Mid 2011
キーボード Apple Keyboard (テンキー付き - JIS)
Mac OS 10.7.4
XQuartz 2.7.1
Xcode 4.3.2
Wineをインストールするための最も参考になるページ・Installing Wine on Mac OS X 英語なので良く解らなかったのですが、MacOS10.7の場合、Xcode 4.3.2でCommand Line Toolsをインストールしなければなりませんでした。やっとWineがインストール出来て、WineでJw_cadをインストールして動かしてみるとやはり、前に記述した原因でJw_cadのヘルプートピックの検索の中の日本語の文字が所々文字化けを起こしてしまいます。
参照ページ・Wine のシステム フォントを変更する
でいろいろと試してみたのですが、文字化けは直りませんでした。その原因が前述した、あくび印フォントであることにしばらくかかりました。
Macportsでkinput2+cannaをインストールします。(OS10.4まではkinput2でことえりが使えたのだが)
しかし、kinput2を起動させるには設定が必要です。 
kinput2 を用いて実際に日本語を入力するには、environment.plist と .xinitrc.d/*.sh の設定が必要。
参照ページ・Beginning OS X Lion/インフラ整備編
これで一応、Jw_cadが使えるようになりました。
Macportsの代わりにHomebrew でWineをインストールしてみました。しかし、Wineが英語バージョンで表示されてしまいます。どうもHomebrewではkinput2+cannaをインストールすることが出来ません。日本語変換はMacUIMを導入するしかないみたいです。
osxwinebuilder でWineインストールも試してみました。一々Wineを走らせるのにターミナルからPATHを入力し、Wineの場所指定しないとWineが起動しませんでした。たぶんenvironment.plistにPATHを記述しなければいけないのかもしれません。良く解りませんでした。あと気づいた点が二つ、一つはosxwinebuilderだとシステムの日本語フォントが $ wine regedit (レジストリエディタ)に読み込まれない事と、もう一つはフォントのアンチエイリアスが効かない事です。
 最終的にはMacportsでWine・kinput2+cannaをインストールに落ち着きました。
Wineのシステム(~/.wine/drive_c/windoes/Fonts)に入れて置くフォントは、やはりVL PゴシックIPAモナーフォント だと思います。
参照ページ・Wine のシステム フォントを変更する
Wineのフォントをアンチエイリアスにするには、MS Shell Dlg・MS Sans ShellをVL Pゴシック、MS ShellをIPA モナー 明朝にすると良いと思います。MS Shell DlgをVL Pゴシックに変更しないとアンチエイリアスがかからないかもしれません。
参照ページ・Wine フォントのアンチエイリアスの有効化
私は、日本語変換をかな入力にしているので、Cannaのローマ字入力は使いづらい。
参照ページ・FreeBSD - kinput2-canna の導入・利用かな入力でJISかな配列に対応させる古い方法
     ・cannaで「かな入力」の設定
/usr/local/share/canna/default.canna を ホームディレクトリにコピー(.canna)。そして.cannaを編集する。
キーボートのキーコード番号は、使用しているキーボードによって全然違います。~/.Xmodmapファイルを作ってキーボードの割当をかえる事は出来ませんでした。FreeBSDやLinuxの設定とはちょっと違うのかもしれません。Apple Keyboard (テンキー付き - JIS)では、「ろ」「む」「ー」「を」が打てませんでした。~/.cannaを編集です。

;; シンボルの定義
(defsymbol
?[ "「" "『" "[" "[" "〔"
?] "」" "』" "]" "]" "〕" )

(defsymbol ?_ "ろ" )
(defsymbol ?} "む" )
(defsymbol ?| "ー" )
(defsymbol ?= "を" )

原本の;; シンボルの定義以下を上のように記述しました。「ろ」は普通にろで入力、「む」はshift+む、「ー」はshift+ー、「を」は隣のキーでshift+ほ に設定しています。あまりテキスト入力はやらないのでこれで我慢しましょう。


VL Pゴシックフォントがアンチエイリアスされています。



Wineで開いたJWW書類とヘルプートピックの検索画面



Wineのノートパツドによる文字の日本語変換


Finder用のショートカットにAppleScriptエディタで起動用スクリプトを作成します。それにアイコン画像を貼付けてドックに入れます。JWWアイコン画像はインターネットで検索して、Icon Composer.appで修正しました。
参照ページ・Installing Wine on Mac OS XWineを使ってMacでWindowsアプリケーションを動かす



Wineには他に、圧縮ソフト7-Zip、PrimoPDFをインストールしました。
もう一つ必要なソフトとしては、隠されたファイルおよびシステムファイルを表示するTinkerTool があると良いです。

※2013,09,09 追記 Wineの安定版が1.60にアップデートされています。ことえりが直接入力出来て、Mac OS Xにネイティブ対応しています。この記事は、もう古いです。 

Posted: 木 - 6月 7, 2012 at 09:03 午前          


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