三菱 RDT1710VM(BK)の修理失敗談


BenQ FP71E+の調子がまた悪くなって来たので、Yahoo!オークションで、三菱 RDT1710VMBK)を購入しました。症状は、『電源は入りますが、液晶バックライトの不良なのか、2,3秒で画面が黒くなります。』でした。

届いたRDT1710VMBK)を早速Macに繋いでみると映るではありませんか。大丈夫だと思ったのも束の間、残念ながら10分位で、オークション出品者の商品説明通りになりました。画面の色もピンクがかって黄色く黄ばんでいます。バックライトも悪そうです。でも私は、この機種が発売されて、5年位しか経っていないことを考えると、インバーター基板が悪いのではと推理しました。価格.com - 三菱電機 RDT1710VM(BK) [17インチ] のクチコミ掲示板に画面が真っ暗の症状が出ていることに注目しました。FET、PWM、トランジスタこれらを調べてみると全て中国製又は台湾製の半導体でした。スイッチング電源用 PWMはYahoo!オークションにも出品されているSYSTEM GENERAL SG6841Sで多分中国製です。そしてこれらの半導体は、日本ではなかなか手に入れることが出来ません。この事は信頼性に欠ける半導体である事を意味しています。中国製トランジスタ2SA733P、2SC945Pを日本製に変えます。近くのコスモ電子に行って買ってきました。



SG6841S→SG5841J FAIRCHILDに変更、台湾製FET AF4512C→IRF7319PBFに変更しました。


RSコンポーネンツとチップワンストップから購入しました。全部交換しましたが症状はかわりません。後はバックライトのみです。バックライト交換は初めてなので、バックライトを取り出すまで時間がかかってしまいました。バックライトは液晶画面の上に2本、下に2本が入っていて、下の2本は焼けこげていました。上の2本は両端が黒ずんでいました。


という事は上の2本だけで画面が点いていた事になります。
 液晶バックライト 冷陰極管はYahoo!オークションで1本280円で4本購入しました。冷陰極管のリード線と配線をハンダで繋ぐのですが、繋いだ所を保護するためにAmazonで熱収縮チューブを買いました。順番を間違えないように元通りに冷陰極管と配線を繋ぐのは結構大変でした。液晶パネルを元に戻すのはもっと大変でした。液晶モニタを組み立てて電源を入れるまでは気がつかなかったのですが、ここで大失敗をしてしまいます。画面端の液晶にヒビを入れてしまっていたのです。多分液晶パネルのステンレス枠で傷付けてしまったみたいです。画面の右端3~4センチ立ての線が出てしまい画像信号が断線して液晶パネル一枚お釈迦にしてしまいました。仕方ありません二つで一個BenQ FP71E+の液晶パネルと交換しました。


 液晶パネル自体は、同じメーカーで問題なく据え変える事が出来ました。BenQ FP71E+は部品取りです。


教訓:液晶バックライト交換は、液晶を傷つけてしまう可能性があるので、細心の注意が必要です。

Posted: 水 - 11月 17, 2010 at 07:24 午後          


©