DESIGN WITH NATURE 「デザイン・ウィズ・ネーチャー」イアン・L・マクハーグ/著 


 私は、この本を知るのがちょっと遅すぎました。初版は1969年に出版され、それから25年後日本語版が、1994年に集文社から出版されたものです。原文の英語版と比較すると日本語版は装丁がイマイチ良くありません。装丁がもっと良ければ日本でも、もっと売れたと思います。 

原文の英語版の表紙日本語版の表紙


DESIGN WITH NATURE 「デザイン・ウィズ・ネーチャー」イアン・L・マクハーグ/ 2001年第2版発行日本語版を古本をAmazonで買いました。新品ですと税込8,971円でちょっと手が出ません。以前Blogに書いた「パタン・ランゲージ」で見つけた書物です。すばらしい書物なのですが、日本語版が出るのに原文の英語版出版から25年もかかってしまいました。その間に原文の英語版は改訂版が1991年に出版され、1995年には出版25周年記念でペーパーバック版(普及版)が出ています。この日本語版は1991年改訂版を翻訳しています。
 この本は、やっぱり少し眠たくなる本です。土地を念入りに調査するのですが、調査対象の土地がアメリカ合衆国内の土地なので、なかなかピンときません。何度も繰り返し読む本だと思います。この本で、はっとした部分があります。65ページに書いてあるのですが、『住宅建築に際し、氾濫源や軟弱な堆積物地盤への建築に規制はなく、地震多発地域、ハリケーンの通り道についても同様で、山火事の恐れがある森林、地盤沈下や地滑りの危険性がある地域についてもしかるべき規制は存在しない。』昔の日本人なら知識として知っている事が、現代人には規制をかけて認識させなければいけない。そうしないと無秩序に開発してしまう危険性があるという事を、改めて考えさせられました。

日本語版刊行にあたって、著者は日本に、日本におけるランドスケーブの発展に期待を寄せています。 

Posted: 水 - 7月 11, 2012 at 07:43 午後          


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