日本の建築デザイン様式 


削ってゆくデザイン 

日本の建物は、斜めの線を排除して成り立っている。水平と垂直による構成を取る。古い民家には火打と呼ばれる斜め材がないし、今の住宅には、当然ある筋交いがない。すべては水平と垂直の構造材でできている。構造的には、斜め材を使用しないのは建物の歪みを生じることになる。このことを補うために梁を井桁に組むことにより水平力(地震)に耐えようとした。筋交いの代わりは貫を通し小舞を組んで土壁で地震力・風圧に耐えた。この考え方は全てのデザインに反映された。現在は一般的に窓枠などは45度の留にした納まりをしているが、それも排除したデザインになっている。日本の建築は斜めの線を消そうとする。 

Posted: 火 - 6月 15, 2004 at 10:34 午前          


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